rapanse’s diary

今日の沖縄戦を写真でたどる

奇妙なピクニックとタクシー:1945年4月19日の沖縄戦

米軍政府管理下の捕虜収容所で肩を寄せ合い配給を食べる民間人(1945年4月19日撮影)

英語のキャプションは "No Picnic" 。野外での飲食は人々を生き物にする。戦火をくぐり抜けた後には、なおさらだ。米兵は思わず「ピクニック」と言い、「そうではない」と否定することによって、戦時下であることを表現したのだ。

水陸両用車で捕虜収容所へ運ばれる民間人(1945年4月19日撮影)

英語のキャプションは "Strange Taxi" 。奇妙なタクシーに乗り合わせた人々は、不安で硬い表情をしている。お客さんは女性と子どもたちだ。男性はケアすべき対象ではない。それが米兵たちのジェンダー観であり、ヒューマニズムなのだろう。