rapanse’s diary

ポストモダンの視点で絵画を楽しみ、沖縄のシマ社会と芸能を楽しむ

初期フランドル派

ロヒール・ファン・ウェイデン作《十字架降架》

《十字架降架》(1435年頃)は初期フランドル派の画家ロヒール・ファン・ウェイデン(1399/1400-1464)の代表作だ。 この絵の衝撃力は聖母マリアの姿にある。 ロヒール・ファン・ウェイデン作《十字架降架》1435-38 年、 220 cm × 262 cm、 プラド美術館 画…

ロベルト・カンパン《女の肖像》

初期フランドル派の先陣を切るのはロベルト・カンパン(1375-1444)だ。 この絵はミドルクラス(中産階級)の女性を描いたものだ。白い頭巾に挿したピンにいたるまで、精緻な描写で描かれている。 歴史家の阿部謹也によると、西欧で女性たちが職場から締め出…

装飾写本の挿絵を起源とする初期フランドル派

初期フランドル派は15世紀から16世紀にかけてネーデルラント(現在のベルギー、オランダ、ルクセンブルクとフランス北部、ドイツ西部を含む低地諸国)で活動した芸術家たちとその作品群を指す美術用語だ。 rapanse.hatenablog.com 初期フランドル派の起源は…

イタリア・ルネサンスを変えた絵――《ポルティナーリの三連祭壇画》

北方ルネサンスのうち、フランドルで1420年代初頭から1520年代まで続いた美術運動を初期フランドル派という。 初期フランドル派は、ヤン・ファン・エイクに代表され、イタリア・ルネサンスの勃興とほぼ同時期に発生したものであった。しかしその美術運動は、…