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rapanse’s diary

ポストモダンの視点で絵画を楽しみ、沖縄のシマ社会と芸能を楽しむ

ホルバイン――《大使たち》

ホルバインが1533年に制作した《大使たち》では、二人の男性の足下に浮遊する奇妙な物体が描かれている。それは「アナモルフォーズ(歪像画)」の技法によって描かれた髑髏(どくろ)だ。 髑髏は、ヴァニタス(虚栄)を表わす寓意だ。ヴァニタスという言葉は…

ホルバイン――《商人ゲオルク・ギーゼの肖像》

ホルバインは多数の肖像画を描いているので、肖像画家だと理解されることが多い。しかし初期の作品には、《墓の中の死せるキリスト》(1521)、版画集《死の舞踏》(1524-25)、《キリストの受難の祭壇画》(1524-25)などの宗教的テーマの絵もいくつか見ら…

ホルバインと聖像破壊運動

次の絵は、ハンス・ホルバインが自分の家族を描いたものだ。ヨーロッパの絵画で親密な家族の姿が描かれるようになるのは、17世紀になってからのことだ。一般的に16世紀の家族の肖像画は、一族や一門を描くもので、家族間の親密な情愛が描かれることはほとん…

ホルバイン――《バーゼル市長ヤーコプ・マイアーの聖母》

ハンス・ホルバインは南ドイツのアウクスブルクで生まれ、修業時代に各地を遍歴し、1515年(17歳)頃からバーゼルとルツェルン(ともにスイス)で画家として活躍していた。 ホルバインは、1526年からロンドンに移り住む。バーゼル時代の最晩年の作品として、…

「死」の側から人間たちの世界を描いたホルバイン

ハンス・ホルバイン(1497/98 - 1543)は、「死」の側から人間たちの世界を描くことのできる画家だった。代表作とされる《墓の中の死せるキリスト》で描かれているのは、死後三日たったイエスの亡骸だ。亡骸の腐敗と衰退を、ホルバインは写実的に克明に描写…