rapanse’s diary

ポストモダンの視点で絵画を楽しみ、沖縄のシマ社会と芸能を楽しむ

セザンヌ

セザンヌ――《数珠を持つ老婆》

セザンヌに完成作品はないのかもしれない。セザンヌにとっての完成作品は、次に描く予定の絵だった。つまり、描き終えた作品には興味を持たなかったのだ。 このようなセザンヌの創作態度を示すのは、セザンヌの伝記を書いたジョワシャン・ガスケによる次のよ…

西洋近代絵画を変えたマネの《オランピア》

エドゥアール・マネ(1832 - 1883)はスキャンダラスな画家だったとミシェル・フーコーはいう。マネのある作品は、「展覧会にやって来たブルジョワジーたちが傘でこの絵に穴を空けようとするほどまでに」、ブルジョワジーたちを激高させた。それは1863年に描…

《カード遊びをする人たち》

セザンヌは人間の個別的な顔や感情などがきらいだったんだろなとおもう。二つの『カード遊びをする人たち』を比べてみるとそんな気がしてくる。 同じ構図の絵で、一枚目はロンドンのコートールド・コレクション収蔵の絵(60×70cm)で、1892-95年頃の製作とさ…